記憶喪失(解離性健忘)になって3ヶ月(体験談) - 赤月あかり(sharp78)ウェブサイト



記憶喪失(解離性健忘)になって3ヶ月(体験談)

今年(2017年)七夕の日

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 ふと気がつくと知らない建物(お店)のベンチに座っていた……。どこか分からない、今日が何月何日か分からない、持っていたスマホも通じない。というか、自分の名前や住所が思い出せなかった。

 今年の夏、私は記憶喪失で行方不明になっていた。この絶望的な状況から助かったのはツイッターのおかげ。wifiを繋ぎ、スマホの中に残っていたツイッターアプリから多くの方の返信に助けられ無事に戻ることができた。この時はご心配をかけて申し訳ありませんでした、そして本当にありがとうございました。

 過去のお話と片付けたいところだけど、これ以降にお会いしたと思う方も多く、お互いに話が繋がらないと違和感を覚えることもあった。なので、この3ヶ月を振り返る意味もこめて、帰ってからの部分をある程度お話したいと思います。

記憶喪失(解離性健忘)になった原因は?

 家に帰って数日後に心療内科、そして市立病院の精神科に行った。そこで言われたのは「解離性健忘」、ストレスが原因で記憶や人格に問題が起こる「解離性障害」の中で、自分にとって嫌な思い出を忘れるという症状だった。あと、私の場合は記憶のない状態で行方不明になる「遁走」もあった。

 原因は多重ストレスだった。それも1つの大きなストレスではなく、様々な分野でのストレス。確かに、帰ってきてからそのストレスの原因が次々と降り掛かったのはキツかった。

 両親が言うにはもともと私には昔から家出グセがあったらしい。最長記録は高校1年生の時に約60日。過度なストレスに対して私の場合は「逃げる」という反応を取る傾向が強く、今回はそれが最大限に出た、というお医者さんの意見だった。

 ただ解離性健忘は徐々に記憶が戻るらしく、無事に戻ってこられているから特に治療が必要なものでは無いという。なので特に薬を飲んだり、入院したりなどはなかった(不眠とか食欲がないとかはしばらく続いたけど)。これが身元が全く分からない状態が続いていたり、解離性障害でも一番重い解離性同一性障害(多重人格)だともう大変だったらしい。

記憶は戻ったの?

 自分でもよく分からない、そもそも覚えているか・忘れたままか・思い出したか、がまず分からない。だから人から聞かれて初めてどっちか分かるのも多かった。

 家に帰ってから自分の部屋(もちろん実感はない)にある物を片っ端から読み漁った。不採用で返ってきた履歴書や卒業アルバムに仕事や趣味の本は大いに助かった。マンガはあまり楽しめなかったなぁと。

 パソコンに関してはノートパソコンは修復不可、家のデスクトップはついたけど中身はかなり整理されていた。ソフトがほとんどなくなっていた。写真データが時系列でまとめられてたぐらい。遺書はなかったが、各種サービスのパスワード一覧はあった。

 それと自分のツイッターや自分のサイトは大学出てからの経過を知る上でとても役に立った。なんていうか、自分のサイトがあるってすごく安心して。ちなみにサーバーは支払期限がとっくに過ぎていて、あと1週間遅かったら全データなくなっていたという。この時はとにかく身の回りにあるものすべて受け入れようと思った。

仕事関連

 もともと私はフリーでスマホアプリやウェブサイトを作ったり、文章を書いたり、空いた時間で学校終わりの子どもたちの遊び相手(学童保育)のバイトをしたりしていた。しかし徐々に辞めたり仕事の成果もあまり出なくなったりで……。多重ストレスの一つにはなっていた。

 仕事のほとんどは手放したし、連絡先兼作業場所として借りていた大阪梅田のコワーキングスペースも解約した。今は良さげな1日2日の短期バイトをしたり、自分のサイトを立て直したり、数少ないお世話になっていた方に探してもらったり、普通に就職活動したり。なかなか決まらない(全然連絡も返ってこない会社も多い)から大変。

プロ野球関連

 オリックスを応援していたみたいで、結構なペースで京セラドームに行っていたという。スマホに残っていたプロスピAもオリックスの選手だけのチームデータがあったけど、知っている選手は3分の1ぐらいだった。

 でもルール自体は分かっていたし、覚え直すのはそこまで難しくなかった。今はオリックスのファンというより、12チームほぼフラットに応援している感じ。日本シリーズはDeNA側に頑張ってもらいたいけど、結構厳しい?

 プロ野球と言えばAkaWikiの大きさに驚いた。これだけゲームを通してプロ野球を楽しめる場所を作ったというのに、なんでオーナーズリーグはなくなったんだろう……。

ゲーム関連

 ゲームセンターのゲームを結構遊んでいたが、復帰には程遠い……。なんのゲームを遊んでいたかは分かっても、どういうゲームなのかが分からない以上、なかなか遊びたい気持ちになれない。

 一方でスマホのゲームはデレステ・プロスピA・MJモバイルの3つに絞った。各ゲームでツイッター上での繋がりもあるし、この3つを捨てるわけにはいかない。

 気になったのは部屋の片隅にプレステ3がホコリを被って置いてあったこと。据え置きゲームはやってないのか……。

麻雀関連

 一番繋がっている人数は少ないけど、直接お会いしているから一番濃い繋がりが麻雀だった。しかし帰宅直後はほとんど分からない、自分の過去の投稿や写真の意味が分からなかったぐらい。

 ルールを覚え直し、ゲームやお店に行って練習し、今では普通にできるようにはなったと思う。というか、お店や人など環境に恵まれていた。でもまぁ駆け足すぎて色々バラバラな状態、整理できていない。

 麻雀は経験則のゲームだから、元のようにできるかは分からない。覚え直す時に言われた言葉。そうだよなぁ、ルール覚えて7年らしいけど、自分の中では3ヶ月だから、このズレを埋めるのはもう諦めた。

これからどうしよう

 生きているだけで丸儲け、なんだろうけど実際はなかなか難しい。元通りに復活はまず無理だろうし。

 目が覚めた直後のツイートを読み返したけど、あの状況でも自分の身の回りのことや何があったかを書いているあたり、文字の世界で生きるのに必要な本能はあったんだろうなぁと。文章の書き方や言い回しとかは今と昔であまり変わらないし、ペンネームを素直に受け入れられたってことは本名以上にそっちに依存していたと思う。

 守りたい物や人も、目指したい物もよく分からない。でも唯一分かっていることは自分の気持ちや考えを誰かが読んでいること、それに対して何か考えてくれる人がいること。それだけで幸せだし、それを拠り所にしてもいいじゃんって。

 ※ ※ ※

 多くの方に心配をかけてすみませんでした、そして助けていただきありがとうございました。今の私にできることは少ないですが、1人でも読んでくれる方がいる限り1日でも長く書き続けたいと思います。これからもよろしくお願いします。

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プロフィール

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赤月あかり(sharp78)
京都生まれ京都育ち。

 アプリやサイトを作ったり、プロ野球観戦やゲーム・麻雀をしたりしています。
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