許可申請不要な看板(京都市屋外広告物条例) - 赤月あかり(sharp78)ウェブサイト



許可申請不要な看板(京都市屋外広告物条例)

基本的に看板は許可の申請が必要

 京都市の屋外広告物条例「京都市屋外広告物等に関する条例」では、看板を出すのに市長の許可が必要と定められています。現在、京都市では違反看板指導の一環として、無許可で看板を出している事業者に対して許可の申請をするように指導しています(審査手数料が必要)。

 ところで、原則全ての看板が許可申請必要なのですが、一定の要件に該当する看板は許可申請が不要になるケースもあります。条例に規定されているのですが、該当するのにも関わらず役所から指導文書が来ているケースもありますので、窓口やガイドラインでは通常教えてもらえない物まで含めて紹介します。

 注意:許可申請が必要か否かについては個別異なりますので一度京都市に確認して下さい。ここで紹介する物は屋外広告物に該当するのが前提のため、屋外広告物に該当しない物(例えば窓ガラスの内側)は紹介していません。文章内の「条例」は「京都市屋外広告物等に関する条例」、「施行規則」は「京都市屋外広告物等に関する条例施行規則」のことです。

法定屋外広告物(9条1項1号→6条2項1号)

 法令の規定で表示する看板については申請不要です。ちなみに「法定屋外広告物」という言葉を定義しているのは京都市と藤沢市ぐらいで、他の自治体では「法令の規定により表示する広告物又はこれの掲出物件」(国土交通省が出している屋外広告物条例ガイドライン)として例外扱いされています。

 法定屋外広告物で有名なものとしては、選挙期間中のポスター(公職選挙法)や道路標識(道路交通法)などが挙げられます。しかし、他にも法令に係る看板は多くあり、病院・診療所・薬局・ガソリンスタンドなど特に許認可が関わってくる業種では該当しそうな物が結構あります。

 京都市もこの法定屋外広告物で揉めています。あまりに派手な看板が法定屋外広告物のため指導対象外、法定屋外広告物なのに指導文書貰った、などなど。該当するかどうかは種類(根拠法令)によっていくつか要件が決まっていますので、担当部署で確認して下さい。

公共的団体が出す公益性の高い看板(9条1項1号→6条2項2号)

 ここでいう公共的団体は国・地方公共団体はもちろんのこと、法人別表第1・第2に該当する法人、自治会・町内会などの住民組織、社会福祉関係団体などが当てはまります(施行規則8条)。

 宗教法人や学校法人は対象外になりますし、財団法人・社団法人も公益・一般に関わらず対象外にしていたはずです。収益事業に関わる看板はダメ(例えば「駐車場はコチラ」)とはなっていますが、その線引きはできていないのが現状です。

工事・祭礼などに関わる看板(9条1項1号→6条2項3号)

 道路工事の看板、通夜・告別式の看板、夏祭りの看板などです。ただし、条例内で「表示する期間をその物に明記する」とあります。要するに「終わったらすみやかに片付けて」ということです。

区画内で合計2平方メートル以下で小さい管理用屋外広告物(9条1項2号)

 管理用屋外広告物とは土地・建物を管理するための看板、「立入禁止」・「管理者だれそれ」などが当てはまります。表示内容やデザインによって管理用屋外広告物になるかならないかが決まりますので注意が必要です。結構複雑で、例えば管理者の名前や会社名を色付きにすると認めない(後述の自家用扱い)といったものがあります。

区画内で合計2平方メートル以下の自家用屋外広告物(9条1項3号)

 一番よくあるケースです。京都市から指導文書貰った時の対応方法として「看板を合計2平方メートル以下になるまで外す・小さくする」はこの規定です。

 注意点としては「区画内で合計」ということです。テナントビルや連棟建物などでお隣の看板が大きすぎるから自分のは小さい看板だけど申請が必要、なんてケースがあり得ます。

区画内で合計2平方メートル以下の簡易な自家用屋外広告物(9条1項4号)

 上との違いは「簡易な看板は2平方メートル以下の枠が違う」ということです。簡易な看板、つまり貼り紙や立て看板などの「ペランペランなもの」か「使い捨ての要素があるもの」は別枠で考えてください。ちなみ広告スタンド(人が持って出し入れする物)は簡易な看板には入りません。

非営利団体・個人が活動目的で出す基準適合の広告物(9条1項5号)

 例えば個人で貼っている議員さんのポスター、「マンション建設反対」などの垂れ幕が当てはまると思います。これはかなり個別具体的なお話になります。

全件調査した京都市だから分かったこと

 屋外広告物法や各地の屋外広告物条例の概念の一つに「屋外広告物は定義そのままでは該当するものがあまりに多すぎるため、条例で規制対象外の物を規定する」というのがあります。景観と安全が目的の屋外広告物法・条例ですので当然だと思います。

 京都市以外の条例でもこのような例外規定はありますが、例外規定に関しては全件調査した京都市だから分かる課題も多くあります。さらなる議論が進み、より京都に相応しい看板が増えることを願っています。

サイト内検索

プロフィール

akari.jpg

赤月あかり(sharp78)
京都生まれ京都育ち。

 アプリやサイトを作ったり、プロ野球やゲームをしたり。
 キーワードは「ちょっとしたキッカケ」を届けたい!!

カテゴリリスト

プロ野球関連(224)

料理・旅行関連(77)

アニメ・ゲーム関連(20)

麻雀関連(19)

仕事・ブロガー関連(28)

看板条例関連(15)

スリキン関連(161)